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育美の卒業と就職

CEOです。

大学入学してからほぼ4年の間、我が家を支え続けてくれた「竹原育美」が先月30日の仕事を最後に、大学と我が家を卒業しました。

これだけ長い期間働いてくれ、店を愛してくれた彼女が店を離れることは断腸の思いではありますが、今後の彼女の人生がより色濃いものであることを祈るばかりです。

信州大学の農学部は1年生の時は松本キャンパスで学び、2年生からは伊那のキャンパスに移ります。
2年生になる段階で一度はうちを辞めたのですが、松本での用事が多いことと、「ホームシック」という名目で我が家にカムバックしてくれて結局卒業までいてくれました。
自分の好きなことに対して貪欲で、体力は無いけど、聡明でやる気にあふれた子でした。

最初は初めての接客業である上に、人見知りが激しく、お客さんともろくに目も合わせられないという有様でしたが、立派に我が家の看板娘に成長してくれました。未だにすぐに手を抜く癖と若干の作り笑いはしますが、どこに出しても恥ずかしくない社会人になれたと思います。
自分の拘りが強すぎて、なかなか就職も決まらず、ストレスばかりがたまる日々が年明けまで続いていました。粘った甲斐があって、2月にやっと内定が出て、晴れて社会人です。ひょっとしたら、来年も我が家にいてくれるのでは?という私の淡い期待も実りませんでしたが、本人の晴れやかな笑顔が見られてほっとしています。

「最終日だから、みんな集まって」といった掛け声の類は一切かけなかったにも関わらず、30日には数多くの常連さんが色々なプレゼントを持って集まってくれ、最後は大宴会でした。育美ファンの多さに驚くばかりです。
育美の大好物の餃子を、中身を私が作り、育美と同じバイトの「はつめ」が包んで手作りしたものを、最後の晩餐にまかないで出しました。店中が餃子臭でしたが、育美を送り出すのには最高の演出です。4年間でいったいどのくらいの餃子を焼いたんだろう?
改めて育美の求心力に脱帽でした。言葉では言い表せない人を惹きつける力をこの子は生まれながらに持っているのでしょう。羨ましいかぎり。(^◇^)

今月1日からは、とある建材屋さんで働き始めました。もう、気らく家の育美ではなく、新入社員の竹原さんです。私たちの管轄から離れてしまうことに一抹の寂しさを感じつつ、次のステップへ進む彼女にエールを送りたいと思います。

頑張れ、いくみ!たまには顔見せにおいで!忘れないでください。無駄ではない、この4年間を。

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  • 2014.04.04
  • 気らく家

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