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我が子の感性
CEOです。
気らく家のこととはあんまり関係ないんですが、うちの近況を報告させてください。
写真は、うちの息子「虎之介」(小1)が学校で書いた絵です。一体何の絵か判りますか?一応、先生から出されたテーマは「太陽」なんだそうです。
他の子たちは、概ね単色で赤や黄色のまん丸な太陽を描いていました。中には顔を描いている子もいましたが、概ねそんな感じでした。
参観日でこの絵を見た私は、息子に聞いてみました。うちの子、正直、調子に乗りやすいので描いているうちに何かしら調子に乗ってしまって、こんなマダラ模様にしてしまったんだな・・・と思ってしまいました。
息子が何を思ってこの絵を描いたのかを、「トラ、この太陽は何でこんな色して平べったいの?」と聞いてみた。
すると、こんな答えが・・・「だって、太陽から出てる光の色って、一色じゃないんだよ。何色か混ざっているから、白(透明)に見えるんだよって、父が教えてくれたじゃん。」とのこと。確かに、以前、自分の服をさして、「これって、何で青なの?」と聞かれた時に、少し返事を捻って、「トラには青に見えるだろ?これは、太陽から光が来てるんだけど、その中の青い光だけがこのシャツに跳ね返ってトラの目に届くから青く見えるんだよ。光はいろんな色が重なってるんだけど、その中の何色かがそのものに跳ね返るから、人には色が見えるんだぞ。黒ってのは、どの色も跳ね返って来ないから黒く見えてるだけで、その証拠に夜になって光が届かない場所ではみんな黒に見えるだろ?見えないだけで、ちゃんとそこに色は存在してるんだよ。」と答えたことがあった。小学生には少し難しいとは思ったが、自分が見えているものが、自分にとっての色であって、それそのものの真実を示すものでは無いのだと伝えたかった。
また、「地球は丸いんだよね?」という質問に対して「まん丸に見えるかもしれないけど、けっこう凸凹していて、回転しているから遠心力(これについては説明しなかったが)で楕円、つまり、横長の球体なんだよ」他の星とか太陽も完璧な球体ではないんだよ。地球だって、山があったり、海の深いところがあるから平らじゃないだろ?」と少し意地悪かとは思ったけども、そう答えたことがあった。
それを踏まえた、というか、難しいながらも本人が私の言葉をしっかり認識した上で、自分なりの太陽というものを考えたのだろう。正直、かなり驚いたし、嬉しくなった。まず、あんまり関われていない私の言葉を、難しくて理解できないはずなのに、心に留めて応用を利かせてくれたこと。それを学校の絵画で表現してくれたこと。恐らく、先生にも訝しがられたことだろう。
教室のその場で思わず息子を抱きしめたことは言うまでもない。
- 2012.06.01
- 気らく家
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